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ダイバーとして初めてパプアニューギニアを訪れたのは、十数年前のこと。以来、「腐れ縁」と呼んだら、関係者に怒られてしまうが、本当にそうとかしか言いようのない縁に導かれて、通い続けている。旅の本質が、未知の世界との遭遇であるのなら、これほどふさわしい旅先はないからだ。セピック川流域には、自分たちの先祖がワニであることを信じる村があり、ハイランドには1950年代まで石器時代の暮らしを続けていた人々の暮らしがあり、ラバウルのトーライ族の間では、いまなお貨幣として貝貨が流通する。
写真:上 ラバウルのトーライ族には、男だけの秘密結社があり、イニシエーションを受けたものだけが精霊「トゥブアン」に扮する。ビジュアルは可愛いが、タブーはきつい。
写真:左 セピックの仮面。セピック川流域は、村ごとに信仰する精霊や伝承があり、その物語を具象化したアートが息づく、プリミティブアートの宝庫だ。
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