トップページ プロフィール ブックス Under Construction コンタクト
富士屋ホテル
ホテルと建築家
パプアニューギニア
サフアリロッジ
海とダイビング



山口 由美 (やまぐち ゆみ)

1962年神奈川県箱根町生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。海外旅行とホテルの業界誌紙のフリーランス記者を経て作家活動に入る。旅とホテルをテーマにノンフィクション、小説、紀行、エッセイ、評論など幅広い分野で執筆している。日本旅行作家協会会員。日本エコツーリズム協会会員。


YUMI YAMAGUCHI
Yumi Yamaguchi is an author who makes a story by traveling.
She was born in Hakone, the famous hot spring resort near Tokyo as a great grand daughter of the founder of Fujiya Hotel which is the oldest western style Hotel of Japan since 1878 in Hakone.
She also makes a story from her background as well.

She traveled all over the world by following her inspiration.
Her favorite is a hotel with a legendary history, a person who has a destiny of traveler, and also a place which shows the earth is a beautiful planet.
She loves to stay not only luxury historic hotels but also Eco Lodges in the wild nature such as the African Savannah, rainforest, desert or tropical coral Islands.
For example she is a frequent traveler in Papua New Guinea and Southern Africa.

She has published many books in Japanese,"A Story of Fujiya Hotel in Hakone", "A mystery of the Imperial Hotel by frank Lloyd Wright", "Occupied hotels during war time" and.... Etc..


Q 箱根生まれ、箱根育ち
 箱根で生まれ、中学三年まで箱根で育ちました。自宅は、大平台にある大正時代に建てられた洋館。そんな恐ろしげなところで育ったので、お化けの出そうな古いホテルとかは得意ですね。懐かしくてほっとします。そして、登山電車に乗って終着駅の強羅にある函嶺白百合学園というカトリックの学校に幼稚園から通っていました。高校に入学する時、東京に出たのは、箱根の狭い世界から逃げ出したかったから、というのが本当の理由でした。
Q 箱根を離れたことで見えた箱根。
A 旅をテーマにものを書くようになって、必然として、再び箱根と向き合うことになりました。離れたことで、初めて箱根の魅力に気づかされました。箱根に住め、といわれたら尻込みするけれど、でも箱根と全く縁が切れてしまうことはつらい、それが今、私の箱根に対する距離感ですね。基本的には離れていますので、最新のガイドブック的情報は詳しくありませんが、内と外の両方からの視点で捉える箱根を書くことには興味があります。
Q 小説を書き始めた理由。
A  実は、小説も発表しています。私の創作活動に旅は切り離せないものですが、しかし、その軸足は、旅人である以前に作家でありたいと考えています。そうである以上、書き手として、自分自身の可能性をもっと試したかったから。自分の描きたい世界観を表現するのに、フィクションであるか、ノンフィクションであるかは結果論である、という姿勢は、いつか到達したい理想です。
Q 好きな国や場所。
A  エキゾティックで「びっくり」するような自然や文化があるところ。パプアニューギニアや南部アフリカに通っているのは、その条件があてはまるからでしょうか。一方で、ハワイやパリのような王道の旅行先も決して嫌いではありません。その場合は、誰も知らない、意外な顔を探そうとしますが。まず重要なのは、共鳴するテーマがあることで、そこがどの国であるかは結果論だと思っています。
Q 好きなもの、好きなテーマ。
A  繁栄と没落。欲望の果てに生まれた何か。旅人を宿命づけられた人生。19世紀後半から20世紀前半のセピア色の写真が伝える時代。過剰なもの、極端なもの。砂漠。熱帯雨林。青いサンゴ礁の海。猫科の野生動物。ワイルドとラグジュアリーの融合。
Q 執筆と音楽。
A  原稿を書くときはBGMがないと駄目。選曲の条件は、それを聞くことで、物語が走り始めるかどうか。視聴した印象で買うことが多いので、自分が聞いているアーティストがわからなかった、なんてこともあります。基本的に、ひとつの作品に対し、同じ音楽をエンドレスで聴き続けます。
Q これからの抱負、興味あるテーマ、行きたい国や場所。
A  ホテルを切り口に歴史を俯瞰すること。自然と共生するホテルのかたち。人の欲望が具現化した場所や建物。私小説的なテーマの小説。熱帯建築家ジェフリー・バワとアマン。インドの虎サファリとマハラジャ。セレンゲティとンゴロンゴ。ブータン。ブラジル。南太平洋の辺境。2010年のワールドカップまでにアフリカのサファリロッジの本を出したい(版元を募集しております)。


Copyright(c)2008 Yumi Yamaguchi all rights reserved.